薬剤師母の理系な子育て

パート薬剤師母です。幼児教育に興味があります。息子は年少。夫は文系。

公文経験者の私が今思うこと

最近教育ジャーナリストのおおたとしまさ氏の本を好んで読んでいます。彼の著書は読みやすくて、中立的な立場で書かれている点がポイント高いですね。先日「なぜ、東大の3人に1人が公文式なのか?」を読了しました。

公文創立者の生い立ちや公文式の歴史、公文の指導者、生徒、保護者、他塾の関係者などをよく取材して、公文のメリット、デメリットについて客観的に分析されています。幼児、小学生のお子さんがいて、公文式に興味のある方におすすめの本です。

 


なぜ、東大生の3人に1人が公文式なのか? [ おおた としまさ ]

 

私(と弟)のくもん歴

私自身、公文経験者で年中~小5までの間、公文の算数&国語&英語(英語は6歳から)すべて習っていて、特に算数に時間をかけていました。母がいわゆる教育ママだったので運動や遊びの時間が周りの子より少ない分を公文算数の時間に費やしていました。とにかく公文漬けの日々だったので、小学校から高校まで数学の成績はずっと5段階評価の5(小学校はA)でした。田舎で教育熱心な家庭は少なかったので、時間をかけた分成績上位をキープできたというわけです。小5で辞めたけど既に4~5年先取り学習をしていたことで、学力の貯金ができ算数と数学で苦労はあまりしませんでした。

私は特別数学的センスがあるわけではない普通の子供でした。公文創立者も毎日30分程度公文の学習をつづけることで普通児でもその80%は秀才になると語っています。公文算数は普通の子でもコツコツやれば計算力がつくように作られた教材なのです。

それに対して私の弟は理系科目がずば抜けて得意な子供でした。小学校低学年で高校レベルの数学の問題が解けるようになり、公文の上位成績者となり表彰されてりもしていました。(その代わり文系科目は苦手でしたが)近所の教室では対応しきれず、兄弟で遠くの教室に通ったりもしました。

弟のレベルだと公文をやらなくても勝手にができるようになっていたと思いますが、公文で数学の才能にさらに磨きがかかったとも言えます。身近に凄いレベルがいたので努力ではどうしようもならない生まれながらの才能というものを感じました。ちなみに弟は努力嫌いで理系科目以外の成績はあまり良くなく、思春期で少々こじらせてしまい、回り道を沢山した挙げ句大人になった現在はその才能を生かせていない状況です。

 

公文をやっててよかったこと

私が公文算数のおかげで理系科目が得意になり薬学部進学したので、公文式が私の将来の方向性を決めたといっても過言ではありません。

公文で学習習慣が身に付き、さらに自信もついたので勉強があまり苦ではありませんでした。やはり成績がよいとまた次も頑張ろうと思えましたし、先取り教育で学力の貯金があると学校の授業が楽に感じ、精神的余裕ができました。

 

私が思う公文のデメリット

ただし公文が万能というわけではありません。まず反復学習が多く時間をかけて少しずつレベルアップする教材なので、地道で退屈な作業の繰り返しです。ひたすら計算の処理をしているだけなのでその時間を減らして他のこと(思考力を養う、協調性を身に着けるなど)を学んだ方が良かったのではと思います。大人になると計算が速くても生かせる場があまりありませんし、コミュニケーション力(語彙力)などの方が重要だったりもするので。私の場合は公文に時間をかけすぎていたので他のこともバランス良く学ぶべきでした。(勉強だけできてもコミュ力などがないと社会に出た時に正直苦労します)

おおたとしまさ氏の著書で、できる子ほど公文式を早々にやめて次にステップアップしていると書かれたのも納得です。頭のよい子は公文だけだと物足りなくなってしまう可能性が高いのです。私は高校以降学力が伸び悩んだので、大学受験する場合は公文だけでは太刀打ちはできないと思います。

そして公文は基本的に孤軍奮闘するもので、他人の考えに触れることができない、文章題が少ないので思考力が鍛えることができないとも言われています。

公文は魅力的な面とデメリット両方あるので、息子にも習わせようかは今まさに悩んでいます...

つづく