薬剤師母の理系な子育て

パート薬剤師母です。幼児教育に興味があります。息子は年中。夫は文系。

東大合格者の多くは4月~6月生まれという現実…早生まれはどうすればよいのか?

年少の息子は3月末が誕生日で、超のつく早生まれです。あと数日遅れてお腹から出てきて、もし4月生まれだったら、息子の人生もまた違っていたのかな〜なんて思ったりもします。

息子の成長スピードは、普通~やや遅め。しかし、お友達と比べると月齢差のせいで、背の順は1番前、他の子がすんなりできることができないなど、体格的にも、能力的にも、1番遅れているという状況です。(たまたまクラスに早生まれが少ないのもあり…)

4月生まれのお友達とは約1歳差ですが、幼児期の1年という差はとても大きいものだと痛感しています。ただし、周りをみていると差を感じるのは小学校低学年くらいまでだと思います。(体格差に関しては男子は高校までありますが)なので、小学校受験には影響があるけど、それ以降の受験は早生まれの影響はあまりないと思っていました。

 

しかし、和田秀樹「東大に入る子は5歳で決まる」によると、証明するデータはないけど、東大合格者は明らかに4月、5月、6月生まれが多いそうです。しかもそれ以前の有名中学校の入試ではその傾向はさらに顕著だとか!

 


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早生まれは小学校受験だけではなく、中学~大学受験でも不利になる可能性が高いのです。その理由や対策についても述べていました。

 

小学校入学時の自信のあるなしが将来を決める

和田氏は4〜6月の子が受験に強い理由について、子どもの幼稚園時代や小学校に入った時の過ごし方にあると考えています。

4月生まれの子どもは体も大きく、足も速く、よくしゃべるので、目立つ子になっていく可能性が高い。そして、クラスの人気者でリーダー的な存在になっていくわけです。その結果、幼少期のころから自分はできる子だという自信をつけており、それが受験生になるまでずっと続いているためだと考えられる。

→たしかに、息子の幼稚園でも、4月生まれの子は、自信に満ち溢れていて堂々としている子が多い印象です。それに対して、早生まれの子は息子も含め、控えめな子が多いです。家では活発なのに、幼稚園では静かだったりとか…私の子供時代を思い返しても、早生まれでリーダー格の子はいなかったと記憶しています。

 

 月齢による差があるのは小学生くらいまでで、大学受験のときにはその差はなくなっているけど、勝ち癖をつけて自信がある子なのか、そうでないのかが受験の結果に表れているのではないかということでした。

何月生まれであっても、小学校入学前後に子どもが自信を持てればよい のです。早生まれだからと諦める必要はありません。

そのためには、早生まれの子にはこのような声掛けをするのがよいそうです。

  • 1年も上の子と一緒にいるのだから、今差がつくのはあたりまえだよ。
  • もし、一緒の月に生まれてたら、お前の方がきっと勝っているよ。
  • 字を覚えたりして数を覚えたりして、どんどんできるようになっていこうね。

→息子は他の子よりできないことが多い自覚は少しだけあるようです。(本人はそのことを気にしてはいないけど)。そんな時は、「お友達は4歳だけど、おまえはまだ3歳だからできなくてあたりまえだ。」と励ましています。しかし息子の場合、「まだ3歳だからできなくても大丈夫。お母さんが○○やってよ~」→そして努力を怠る…という流れになってしまうのが悩みです。

たとえ親がフォローしたとしても、結局幼稚園の先生やお友達などが良くも悪くも小さい子扱いするので、4月の子より自信を持つことは難しいとも感じます。なかなか上手くいきませんが、成長の遅めの子は自信をなくしすぎないように、親が注意を払うことが大事なのかもしれません。 

 

我が家の早生まれ対策

前倒しで他の子より早く準備する

東大の佐藤ママが言ってましたが、塾なども他の子より早く始め、長い時間かけるのがよいそうです。息子も、もし小学校受験するなら、そろそろ準備を始めないといけません。今年中に小受用の幼児教室に行かせようか迷っています。 

習い事などで特技を見つける

サッカーや野球などの人気スポーツは、頑張ってもレギュラーになれない可能性が高いので、競技人口が少ないスポーツや体格ハンデのないピアノなどの文化系の習い事を検討中です。

サッカー、野球の選手が4〜6月が多いのに対して、芸術家は早生まれが多いと言われています。息子も何か1つでも得意なことを見つけ、自信を持って欲しいなぁ。

 

勉強も運動も、同級生同士での争いなので、早生まれを言い訳にはできないのですが、月齢による差の考慮はあってほしいと思います。

例えば、サッカーの内田篤人選手は、3月生まれで、中学までは目立った活躍がなかったが、高校の時に日本サッカー協会が主催した早生まれの選手を対象としたセレクションで、そのスピードが関係者の目に留まったのがきっかけで、頭角を表したそうです。(Wikipediaより)

運良く内田選手は才能が発掘されたけど、早生まれのせいで、才能があるのに埋もれてしまった人は結構いるのではないでしょうか。

ただ挫折知らずがよいとは限らない気もします。むしろ挫折した後に、這い上がることが大事だと個人的に思うので、息子には色々な困難を乗り越えて、たくましく育って欲しいです。

早生まれのことついては、まだ他にも語りたいことがあるので、またブログでつづりたいと思います。